Suit Stylist Masakyo 「マサキョウ」
Masakyoという男
スーツを愛するMasakyo
本名:春貴政享 (はるきまさきょう)
1972年生まれ
体育会系時代の高校生活
商業高校から地方公務員
そして、オーダースーツの販売・・・
このような自分ですが、スーツへのこだわりがあります。
インターハイに出場し、体育会系で育んだ高校時代。なぜか、高校卒業後は、地元で地方公務員。しかし、公務員環境が自分には合わないと飛び出し、やりたかった仕事、アパレル業へ。そのアパレルでも、スーツという分野を専門にして、独自のスーツ・スタイル・コンセプトを作り上げてきました。
私のMissonとは・・・
スーツには男性が社会で生きて行くための礼儀と節度が込められ、それは西洋の伝統と歴史が築き上げたものです。これは、長い歳月をかけて出来あがった共同理解なんです。ですから、知らないでは終われないんです。
しかしながら、われわれは、ビジネス上での必要性だけで、ただ単に流れのままスーツを身につけてきたと思います。
ローマやパリ、ニューヨークでは、男性が仕事する時に身につけるスーツを「ビジネススーツ」ではなく、近来「パワースーツ」を呼びます。
この言葉が登場したことで公的な場での「パワースーツ」は絶対条件となっています。
このような、本質的な「衣(スーツ)」文化を、西洋のスーツを通して皆様に提供していきたい!
重要なことは・・・
「何を着るか」 はなく、 「どのように着るか」
「何」をということに視点を置くとスーツだけでも多種多様になり選択を誤る。
しかし、どのような時にどのような事でどのようような場所で必要なのかを考えれば、おのずと選択肢が限られ必要なアイテムがわかる。
スーツは、仕事をする男の重要なアイテムと思っています。
ですが、スーツ本来が持つ、歴史・礼儀・マナーなどを知る販売員が少ないため多くの方に間違った知識が浸透し、間違った着こなしが流行するという最悪な事態を回避しなければなりません。
礼儀・マナーは当然、ファッション性の向上、仕事での印象度アップを多くの方に提供するという思いが私が「スーツ・スタイリスト」として歩む理念です。
Masakyoの過去にはこんなことも
私が中学3年生の時でした。
文化祭のステージ発表、クラス全員がカジュアルな服装で演劇をすることがありました。本番が明日に迫った日、私は友達に「おまえ、ジャージで来るなよ!」と注意されました。「ギクッ!」なぜなら、私は中学生時代、学校以外では「赤いジャージ」でいたからです。
学校の制服と体操服以外はずっと赤ジャージだったと思います。「赤ジャージの春貴」と言われたくらい印象が強かったのでしょう。
その文化祭の前日の晩御飯中、両親に「明日、文化祭で発表があるから何か着る服ない?ジャージではダメだから。」と尋ねました。すると母親は「どうして、早く言わないの。無いわよ。」一瞬間があって「今すぐに買いに行かなくちゃ!」私と両親は慌てて車に乗り、遅くまで営業しているカジュアルショップに行き、洋服を購入しました。買い物を終えた帰宅途中の車の中で「私たちが洋服に関心ないから、こんな時困るのよね。」と母が言い、両親がお互いに洋服のセンスが無いことで、ちょっとした口論。私は黙って聞いていました。
親のファッションセンスって引き継がれるのだろうか・・・ちょっとショックを覚えました。
数年後・・・高校生になった私は、やっぱりファッションセンスは無かったみたいです。クラブ活動に一生懸命だったため、お洒落など忘れていました。ですが、当時はDCブランドブーム。クラスの友達はブランドのトレーナーやTシャツを自慢気に着ていたのを覚えています。心の中では「カッコいいな~。でも高価だから買えないな。」と思い、あんなに流行っていたブランド服を1着も持っていませんでした。それよりも、スポーツブランドの服を持っていました。(これでは中学生時代と変わらない)
カッコよくなりたいと思いを封印(って言うよりどうしてよいかわからなかった)したまま高校を卒業し公務員となり地方の役場に入りました。初めて購入したスーツは量販店の低価格スーツ。紺色のリクルート。淡いグリーンのネクタイをしていたのを覚えています。
お分かりと思いますが、またまたセンスの無いスーツスタイル。社会人となっても何も変わらないセンスの無さに、過去の写真を見ると目を覆いたくなります。しかも、この田舎から出た事がないことで、良いものに触れる機会もありませんでした。
私が23歳の頃、衝撃的な出来事がありました当時勤めていた役場に、高校を卒業して大阪に行った友人が遊びに来ました。(正確に言えば、今の私のようにスーツを売りに来ました。)都会馴れした格好と雰囲気が印象的でした。その友人を見て「カッコいい!」「お洒落!」友人がカッコ良くなっていることに悔しさとショックでした。田舎臭い自分が恥ずかしくも思えました。
「俺、変わりたい!」「そうだ、今だ!このタイミングだ!」ここで、自分のセンスを磨く時期と思い、友人からスーツを買い、いろんな事を教えてもらい、さまざまなファッションに興味を持ってきました。
いろいろ吸収したいと思い、友人が勤める会社まで遊びに行ったり、その会社の社長と会ったり、友人の営業に付き合ったりしていました。この出来事で、中学生時代から感じていたファッションに関する思いが一変し、ますます興味が出てくるファッションに足を踏み入れるきっかけとなったのです。
現在も、メーカーや縫製工場の方に服に関しての知識や常識を教わっています。また、スーツの歴史や由来、マナーに至るまでを各方面から学んでいます。そして、時代をリードするファッションセンスも取り入れ、独自の感覚を身に着けています。
まだまだ、勉強中ですが、Sense of Identity自分らしさの感覚を基本に努力しています。